出版社内容情報
明治十四年,花袋が十一歳で出京してからほぼ三十年間の東京という街の変遷と,その中にあって文学に青春を燃焼させた藤村・独歩・国男ら若い文学者の群像を描く.紅葉・露伴・鴎外ら先輩作家との交流にも触れ,花袋の自伝であるとともに明治文壇史にもなっている.また明治の社会・風俗史としても興味深い. (注・解説 竹盛天雄)
内容説明
明治14年、花袋が11歳で出京してからほぼ30年の東京という街の変遷と、その中にあって文学に青春を燃焼させた藤村・独歩・国男ら若い文学者の群像を描く。紅葉・露伴・鴎外ら先輩作家との交流にも触れ、花袋の自伝であるとともに明治文壇史でもある。また明治の社会や風俗の資料としても興味深い。
目次
その時分
川ぞいの家
読書の声
再び東京へ
憲法発布の日の雪
明治二十年頃
新しい文学の急先鋒
ゾラの小説
紅葉と露伴
紅葉山人を訪う〔ほか〕