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岩波文庫
桐一葉/沓手鳥孤城落月

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  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003100448
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

主人公片桐且元の苦節,淀君の嫉妬,大野父子の偏執など,各人物の複雑微妙な性格はここにみごとに具現され,構想の雄大・詞藻の豊富・舞台技巧の優秀な点とあいまち,日本演劇史上に新生命を与えた.小説において理論と実際を提供した著者は演劇においても「我が邦の史劇」を著わし,続いてこの大坂落城に取材した2作を発表した.解説=河竹繁俊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

7
ほととぎすは、不如帰ではなく沓水鳥と書いている。1941年初出。旧字体。豊臣氏の末路の悲劇(解説263ページ)。石川伊豆守貞政曰く、「何とぞ自殺を思ひとゞまり、一まづ此の場を落延びられよ」(167ページ)云々とある。自刃は腹切りで昔もあったが、どうなのか。信州上田前の城主、眞田安房守の二男、左衛門佐幸村(174ページ)と上田城の話も出てくる。評者は上田にもいたことがあったので。大阪城に火を放とうという者も出てくる(220ページ)。演劇だから史実と違うのか? 素人には何が面白いのか、不明。2013/02/22

nishiyan

5
坪内逍遥作の戯曲。歌舞伎の演目として上映されることも多い。「桐一葉」「沓手鳥孤城落月」ともに大坂城落城前夜の豊臣家、淀君と片桐且元の二人を主人公としている。坪内逍遥の戯曲を読むのは初めてなのだが、登場人物が多くて頭の中で整理するのに一苦労だった。文体も固いためとっつきにくかった。ここまで古い作品になると注が必要になるのではないかとも思ったのだが、岩波文庫の復刊のため、それは難しいかもしれない。2018/05/01

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