出版社内容情報
武州越谷の出で江戸に移り住んだ俳諧師吾山(1717‐1787)が安永4(1775)年に江戸で刊行した諸国方言の類集で,語彙は奥羽から筑紫にまで及んでいる.天地・人倫,動物,生植(植物),器用(器物)・衣食,言語の5巻に整理され,全国方言辞典としてわが国初のものであるばかりでなく,俳諧や本草学との関係からも興味深い書である.
武州越谷の出で江戸に移り住んだ俳諧師吾山(1717‐1787)が安永4(1775)年に江戸で刊行した諸国方言の類集で,語彙は奥羽から筑紫にまで及んでいる.天地・人倫,動物,生植(植物),器用(器物)・衣食,言語の5巻に整理され,全国方言辞典としてわが国初のものであるばかりでなく,俳諧や本草学との関係からも興味深い書である.