岩波文庫<br> 南総里見八犬伝〈7〉

岩波文庫
南総里見八犬伝〈7〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 455p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003022474
  • NDC分類 913.56
  • Cコード C0193

出版社内容情報

伏姫割腹のおり光を発して飛び散った八個の珠数玉.ゆっくりと物語が進行するに従い,それぞれに一個の玉を持ち八方に生い立った八犬士の面々が,一人また一人と登場してくる.雄大・複雑な筋立て,リズミカルな文章,興趣を添える挿絵が,読者を『八犬伝』の世界へと誘う.作者はこの作品に二十八年の歳月を費やした.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

66
親兵衛ばかりが特別視されると、やっぱりちょっと飽きてくる。別に年功序列を称賛するわけではないけれど、他の犬士たちより10歳近くも年下の親兵衛が「我こそは八犬士の随一」と豪語するのもなんだかなあ、という感じ。珍椿の弱点も聞き出し、八犬士もようやくそろい踏み。将軍と面会するため上京するも、海賊には遭うし、親兵衛だけなぜか京都に留め置かれるし。その京は応仁の乱のさなか。とにかく彼らが進む道には何かと危難が待ち受けている。やれやれ。2018/01/26

マッピー

8
ちょっと飽きてきました。親兵衛アゲ。「八人の間に格差はないよ」と里見の殿様は仰せられ、立派な家まで建てておやりになる。八人に一軒。シェアハウス?八犬士達の改姓の許可をもらうため、親兵衛が京へ旅立つ。千葉から大阪まで船で。天候の関係で三河に足止めを食い、海賊に襲われる。ここで初めて親兵衛は、自分がちょっと思いあがっていたことを痛感する。そうなんだよ。九歳のくせに大人に対して上から目線はいかがなものか、なんだよ。そして京都での用事が住んだのに、帰国の許可が下りない!新兵衛、京都にとめ置かれたまま次の巻へ。 2016/09/10

watanabe

2
65頁、地元のチンピラ素手吉が親兵衛を襲うときの「思侮り(おもいあなどり)、頑童にせばや、と火急の情欲、五十三太に目を注し〜」、わかんないので調べたら、どうも好みの美少年だから捕らえてレイプしようという意味らしい。男色がポピュラーなのね。381頁、京の人々の気質は「良賤並て尊大にて、他郷の客を侮りて、只銭を欲りし色を好み、便着に為して恥と思わ破落戸(ごろつき)も間多かり」というところは、なんか容赦ない京都dis!2014/06/08

smatsu

1
扇谷の忠臣なのに処刑されかけていた河鯉孝嗣が助けられ親兵衛と拳で語りあって仲良くなる。蟇田素藤がまた謀反を起こしていると聞いて館山へ。ついに素藤と妙椿を捕まえて成敗。その後結城へ向かう。一方他の七犬士は結城で丶大法師らと里見季基の菩提を弔っているとよくわからん徳用という坊さんが兵を集めて襲ってくる。丶大が危うい所で親兵衛一行が現れ救う。八犬士がそろい踏みで安房へ赴き里見家に拝謁、君臣の誼を結ぶ。八犬士の姓を金碗にしようということで勅許を貰いに親兵衛が京都へ行き勅許を得るがなぜか細川政元に監禁されてしまう2025/03/16

宗蓮

1
卒論用

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