出版社内容情報
本書は松江重頼撰の俳諧方式書でこの種俳諧軌範書の先駆をなし,俳諧研究資料として逸すべからざるものである.書中季語の部は俳諧語彙として,諺の部は日本の純粋な俚諺集として共に最古のものといわれ,付合語彙は江戸初期の民衆の生活感情を,諸国の名物の部は地方文化を窺わしめる.
本書は松江重頼撰の俳諧方式書でこの種俳諧軌範書の先駆をなし,俳諧研究資料として逸すべからざるものである.書中季語の部は俳諧語彙として,諺の部は日本の純粋な俚諺集として共に最古のものといわれ,付合語彙は江戸初期の民衆の生活感情を,諸国の名物の部は地方文化を窺わしめる.