出版社内容情報
第3番目の勅撰集「拾遺和歌集」は,平安朝中葉藤原氏全盛期における優婉諧和の歌風を代表するもので,その内容は物語的な要素に富み,形式上には音楽的な調子を基礎とし,かつ特殊の伝来を伴う古歌を多く含んでおり,歌の発展の跡をつぶさに語るものがある.三代集のひとつとして古今・後撰両歌集と並び称せられる貴重な存在である.
第3番目の勅撰集「拾遺和歌集」は,平安朝中葉藤原氏全盛期における優婉諧和の歌風を代表するもので,その内容は物語的な要素に富み,形式上には音楽的な調子を基礎とし,かつ特殊の伝来を伴う古歌を多く含んでおり,歌の発展の跡をつぶさに語るものがある.三代集のひとつとして古今・後撰両歌集と並び称せられる貴重な存在である.