出版社内容情報
美貌と歌才を謳われ,権勢家の妻となった女の半生記.結婚生活の苦しみや悩みの吐露から,次第に内省を深め,やがて人生を静かに客観的に見つめるようになっていく.引歌による多層的な表現や物語的な手法の発展など,『源氏物語』の先駆をなす,平安日記文学の代表作.通読しやすいように本文を整序し,注を付した.
内容説明
一夫多妻の社会で権勢家の妻となった、美しく才能豊かな女性の半生記。結婚生活の苦しみや悩みの吐露から、作者は次第に内省を深め、人生を静かに客観的に見つめるようになっていく。引歌による多層的な表現や物語的な手法の発展など、『源氏物語』の先駆をなす、平安日記文学の代表作。通読しやすいように本文を整序し、注を付した。