出版社内容情報
「誰もがそこへ行かぬから、我々がゆく」。一九八四年にパキスタンで医療援助活動を開始し、戦乱と過酷な自然環境に苦しむアフガニスタンで、人々の命を救うべく三五年にわたり活動を続けた中村哲医師の死から七年。最も近くにいた二人が若い世代に向けて語った、出身大学である九州大学での「中村哲記念講座」での貴重な講演。
【目次】
はじめに……………鏑木政彦
中村哲の地平 未来につなぐ……………村上 優
はじめに
誰もが行かぬから我々が行く、誰もしないから、我々がする
中村の事業を引き継ぐ
逆説的な視点
一隅を照らす
行動主義
思索のありかた
自然への畏怖
いと小さきものへのこだわり
生死へのまなざし
平和とは実態で観念の問題ではない
伝統へのこだわり
現象の表層に現れた異質性と本質
むすび
「中村先生が実践してきた事業はすべて継続し、
中村先生の希望はすべて引き継ぐ」……………藤田千代子
はじめに
ハンセン病治療の再開
二〇二五年八月末アフガニスタン東部地震
異なる文化の経験
手術室の再建
戦乱の国、アフガニスタン
医療過疎地での国境を超えた医療支援
医療活動の土着化
干ばつの顕在化
二〇〇一年の出来事
用水路建設へ
むすび
解 説……………鏑木政彦
関連年表



