岩波ブックレット<br> 歴史は“強者ファースト”か?―日本社会にはびこる歴史否定を世界的に考える

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岩波ブックレット
歴史は“強者ファースト”か?―日本社会にはびこる歴史否定を世界的に考える

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  • サイズ A5判/ページ数 104p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002711171
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0336

出版社内容情報

自国の負の歴史を正当化する歴史否定論は一九九〇年代後半から日本で本格的に展開し、教科書にも影響を与えるようになった。いま「自国ファースト」などのうたい文句で各国の政治体制と連動しながら、排外主義を呼び込んでいる。韓国、米国はじめトランスナショナルな視点で身近に潜む歴史否定についてわかりやすく伝える一冊。


【目次】

 はじめに――歴史を強者の道具としないために

第1章 なぜ歴史否定論がヘイトの源泉になるのか?……………板垣竜太

第2章 消えた「慰安婦」記述――狙いうちにされた歴史教科書……………加藤圭木

第3章 社会に広がる歴史否定論、そのカラクリ……………倉橋耕平

 コラム「日本人ファースト」にひそむ罠……………岡本有佳

第4章 韓国のニューライトと歴史否定論はなぜ生まれたのか?……………趙慶喜

第5章 共謀の歴史否定――北米と日本……………米山リサ

 インタビュー『主戦場』ミキ・デザキ監督に聞く……………聞き手 岡本有佳

第6章 「自由契約」は成立していない――破綻するラムザイヤー論文……………吉見義明

 さらに知りたい人のためのブックリスト
 おわりに

内容説明

自国の負の歴史を正当化する歴史否定論は1990年代後半から日本で本格的に展開し、教科書にも影響を与えるようになった。いま「自国ファースト」などのうたい文句で、各国の政治体制と連動しながら排外主義を呼び込んでいる。韓国、米国はじめトランスナショナルな視点から、身近にひそむ歴史否定についてわかりやすく伝える一冊。

目次

第1章 なぜ歴史否定論がヘイトの源泉になるのか?
第2章 消えた「慰安婦」記述―狙いうちにされた歴史教科書
第3章 社会に広がる歴史否定論、そのカラクリ
第4章 韓国のニューライトと歴史否定論はなぜ生まれたのか?
第5章 共謀の歴史否定―北米と日本
第6章 「自由契約」は成立していない―破綻するラムザイヤー論文

著者等紹介

板垣竜太[イタガキリュウタ]
朝鮮近現代社会史、文化人類学。同志社大学教授

加藤圭木[カトウケイキ]
朝鮮近現代史。一橋大学大学院社会学研究科教授

岡本有佳[オカモトユカ]
編集者、記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ののまる

3
FFJのオンライン連続講座の紙版。2026/05/24

みさと

3
かつて歴史を記述できたのは戦争の勝者・政治的権力者だけであった。それら強者は帝国・先進国の、民族的・人種的マジョリティの、政治・経済的エリートの、年配の、男性たちであった。当然のごとく周縁の、植民地の、マイノリティーの、女性の視点は入っていない。しかし、20世紀後半以降人権意識の高まりと社会の変動によりその歴史記述は大きな挑戦を受け揺らいできた。その反動から1990年代以降歴史否定のバックラッシュが日本だけでなく世界で起きてきている。女性や旧植民地に対するヘイトを伴いながら。今何が、なぜ起こっているのか。2026/04/09

takao

1
ふむ2026/02/25

左手爆弾

1
岩波ブックレットなので、品質は保証されている。言っている中身もよくわかる。ただ、やっぱり最近の出来事に対峙するためには、こういうアプローチでいいのだろうかと感じる。要するに、面白くない。『歴史修正主義』(中公新書)などはきちんとした内容であると同時に、読んでいる興味深さも感じたが、こちらはタイトルにきちんと答えている感じはしない。歴史を書くのは誰なのかという問題であれば、もう少し読みやすかったように思う。2026/01/31

マウンテンゴリラ

0
今から30年ほども前になるだろうか。バブル崩壊後の経済の落ち込み、今にして思えば、すなわちそれは経済大国としての誇り、観方を変えれば、経済成長一辺倒で身を粉にしてその価値観に捧げ続けたある意味画一的で薄っぺらな日本人の誇りが砕かれ始めたと思える時期があった。それと軌を一にするかのように、“自虐史観”なる言葉が、社会風潮のように沸きあがり、歴史を通じてそれを否定する、“歴史修正主義”なるものが立ち上がって、大いなる論争を巻き起こしたと記憶する。実はその頃、それまで確たる意思も無く、何となく大学を出て→(2)2026/04/13

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