出版社内容情報
「機械鍛治の技術を放棄して、文学の道へ志そう。芸術は僕にとっての再生の救いであった」(細井和喜蔵)。「女工哀史」といえば「悲惨な労働」のイメージ。でも読めば働く人たちの息遣いが聞こえ、「古典」のイメージが覆る! 当時無名の若者による渾身の内部告発は、現代にこそ有効だ。刊行から100年、作品の魅力を読み解く。
【目次】
はじめに――無名の若者が残した内部告発の書……………斎藤美奈子
第一章 細井和喜蔵の生涯……………松本 満
第二章 『女工哀史』を読む……………斎藤美奈子
第三章 『女工哀史』の小説版『奴隷』『工場』……………松本 満
第四章 妻としをの「もうひとつの女工哀史」……………斎藤美奈子
あとがき――和喜蔵没後一〇〇年の年に……………松本 満
コラム「女工小唄」――時には叙情詩、時にはプロテストソング……………松本 満
関連年譜
内容説明
「機械鍛治の技術を放棄して、文学の道へ志そう。…芸術は僕にとっての再生の救いであった」(細井和喜蔵)。「女工哀史」といえば「悲惨な労働」のイメージ。でも読めば働く人たちの息遣いが聞こえ、「古典」のイメージが覆る!当時無名の若者による渾身の内部告発は、現代にこそ有効だ。刊行から100年、作品世界の魅力を余さず読み解く。
目次
第一章 細井和喜蔵の生涯
第二章 『女工哀史』を読む
第三章 『女工哀史』の小説版『奴隷』『工場』
第四章 妻としをの「もうひとつの女工哀史」
著者等紹介
松本満[マツモトミツル]
1948年京都府生まれ。細井和喜蔵を顕彰する会代表、細井和喜蔵研究家。高校教諭(1970~2008年)のかたわら、1972年より細井和喜蔵顕彰事業に加わる。1998年、「細井和喜蔵を顕彰する会」を立ち上げる
斎藤美奈子[サイトウミナコ]
1956年新潟県生まれ。文芸評論家。1994年に文芸評論『妊娠小説』でデビュー。2002年『文章読本さん江』で、第1回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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