出版社内容情報
当初、「病理的な登校拒否の長期化」や「非社会的な若者」として取り上げられた「ひきこもり」の概念は、社会的認識、当事者像、医療的アプローチ、いずれも大きく変遷を遂げ、現在も変わり続けている。当事者・臨床家・研究者の3人がこの30年間を振り返り、いかなる支援と対応が望ましいのか、「ひきこもり」が何を世に投じているのかを論じる。
内容説明
当初、「病理的な登校拒否の長期化」や「非社会的な若者」として取り上げられた「ひきこもり」の概念は、社会的認識、当事者像、医療的アプローチ、いずれも大きく変遷を遂げ、現在も変わり続けている。当事者・臨床家・研究者の3人がこの30年間を振り返り、いかなる支援と対応が望ましいのか、「ひきこもり」が何を世に投じているのかを論じる。
目次
第1章 「ひきこもり」の三〇年を振り返る(「ひきこもり」史を振り返る;「ひきこもり」の問題設定を捉えなおす;精神医療からみた「ひきこもり」史)
第2章 「ひきこもり」の捉えなおしと未来(「ひきこもり」とはだれか;なんのための支援か;語ることと聴くこと;親子の葛藤;「ひきこもり」と地域;「ひきこもり」という看板の悩ましさ)
著者等紹介
石川良子[イシカワリョウコ]
松山大学人文学部教授。専攻は社会学・ライフストーリー研究
林恭子[ハヤシキョウコ]
10代で不登校、その後断続的に30代までひきこもる。一般社団法人ひきこもりUX会議代表理事。東京都ひきこもりに係る支援協議会委員等
斎藤環[サイトウタマキ]
精神科医。筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン共同代表。専門は思春期・青年期の精神病理学。「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みさと
昌也
みかん上級大尉
ゴリラ爺