出版社内容情報
佐渡金山をユネスコ世界遺産に登録すべく、国・自治体をあげた取り組みが加速している。しかし、そこが古から過酷な労働の場であること、とりわけ戦時の朝鮮人が苦しんだ「負の歴史」を否定する声がその伝統賛美を後押ししている。埋もれかけた貴重な史料や戦後の証言から、鉱山に生きた人たちの苦しみを活写する。
内容説明
佐渡金山を世界遺産にと、国・自治体をあげての取り組みが加速している。しかし戦時、朝鮮人が苦しんだ土地という「負の歴史」は否定すべくもない。動員された朝鮮人の名簿や争議の記録など貴重な第一次史料や労務係、被害者の証言から、労働の実態を描き出す。
目次
第1章 近代の佐渡鉱山と朝鮮人の動員(新潟県での朝鮮人連行;近代の佐渡鉱山 ほか)
第2章 史料からみた強制労働(「産業報国」「決死増産」;坑内への集中配置・強制貯金 ほか)
第3章 煙草配給台帳の朝鮮人名簿(相愛寮煙草配給台帳の内容;慶北蔚珍郡徴用者名簿 ほか)
第4章 証言からみた強制動員(朝鮮人動員被害の調査;動員被害の証言)
第5章 強制労働否定論を問う(強制労働否定論;『佐渡鉱山史』を読む ほか)



