岩波ブックレット<br> 震災復興10年の総点検―「創造的復興」に向けて

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震災復興10年の総点検―「創造的復興」に向けて

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  • サイズ A5判/ページ数 96p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002710419
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0336

出版社内容情報

3・11から一〇年。単なる原状回復ではない、二一世紀のあるべき日本の姿を追求した復興はなされたのか。三二兆円もの巨額をかけた復興政策の光と影を、防潮堤や住宅・まちづくりなどハードの側面と、生業や暮らしなどソフトの側面から多角的に検証するとともに、来たるべき災害に備える「事前復興」等の考え方を紹介する。

内容説明

3・11から10年。単なる原状回復ではない、21世紀のあるべき日本のモデルを追求した「創造的復興」はなされたのか。巨額をかけた復興政策の光と影を、防潮堤や住宅・まちづくりなどハードの側面と、生業の再建などソフトの側面から多角的に検証するとともに、来るべき災害に備える「事前復興」等の考え方を紹介する。

目次

第1章 復興の理念と政策
第2章 公共事業はうまくいったのか―ハード面の点検(防潮堤とまちづくり;高台移転と住宅復興;土地区画整理;道路)
第3章 生業の現在―ソフト面の点検(苦悩する漁業;農業の復権への挑戦;商店街;グループ補助金)
第4章 日本の抱える課題と復興―人口減と財政難(人口減少と地方創生;巨額の復興予算と自治体財政の課題)
第5章 事前復興計画―幸福論と田園都市論

著者等紹介

五十嵐敬喜[イガラシタカヨシ]
1944年山形県生まれ。元内閣官房参与、弁護士、法政大学名誉教授

加藤裕則[カトウヒロノリ]
1965年秋田県生まれ。朝日新聞記者。岩手大学人文社会科学部卒業。経済部等を経て、2014年9月から3年半、石巻支局員として児童74人が犠牲になった大川小の裁判や防潮堤問題などを取材。現在、静岡総局次長

渡辺勝道[ワタナベカツミチ]
1962年栃木県生まれ。建築家、法政大学兼任講師。法政大学大学院公共政策研究科修了(博士)、ロシア科学アカデミー経済学研究所修了(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

y_u

4
100ページで、コンパクトに東日本大震災の復興10年を網羅的に点検。次の復興へ提言している。震災事業は当初に掲げた理念である「創造的復興」「住民主役」が実現したとは言い難く、モノの復興はできたが、中身は追いついていない状況だ。農業は震災前の91%、漁業は66%と、産業・商業の復興は道半ばで、高台移転やかさ上げした造成地には更地が多い。景観を無視した堤防やハコモノが乱造され、今後の維持費が各自治体に重く圧し掛かる。次の大規模災害に備え、当著では発災前に事前復興計画を立てることや、防災・復興庁の恒久化を提言。2021/05/28

近藤 真理子

2
311の復興目標は「市民のための復興」と「今後の日本が目指すべき姿を実現する」という理念を立てた革新的なものだった。国は23兆円の予算で、地方自治体の復興事業費用をほぼ全額負担するという異例のバックアップ体制を整えたが、それは逆に〈開発=発展〉という時代錯誤の価値観の上にたつ熟慮を欠いた復興事業を生み出してしまったようで、住民の願いにそった未来のための再生となったのか、切なく悔しい思いがこみ上げる。 それでも柔軟な成功事例もあり、住民の積極的な参加と自治体の開襟、つまり民主主義に尽きるのだと痛感した。2021/04/11

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