出版社内容情報
3・11から一〇年。単なる原状回復ではない、二一世紀のあるべき日本の姿を追求した復興はなされたのか。三二兆円もの巨額をかけた復興政策の光と影を、防潮堤や住宅・まちづくりなどハードの側面と、生業や暮らしなどソフトの側面から多角的に検証するとともに、来たるべき災害に備える「事前復興」等の考え方を紹介する。
内容説明
3・11から10年。単なる原状回復ではない、21世紀のあるべき日本のモデルを追求した「創造的復興」はなされたのか。巨額をかけた復興政策の光と影を、防潮堤や住宅・まちづくりなどハードの側面と、生業の再建などソフトの側面から多角的に検証するとともに、来るべき災害に備える「事前復興」等の考え方を紹介する。
目次
第1章 復興の理念と政策
第2章 公共事業はうまくいったのか―ハード面の点検(防潮堤とまちづくり;高台移転と住宅復興;土地区画整理;道路)
第3章 生業の現在―ソフト面の点検(苦悩する漁業;農業の復権への挑戦;商店街;グループ補助金)
第4章 日本の抱える課題と復興―人口減と財政難(人口減少と地方創生;巨額の復興予算と自治体財政の課題)
第5章 事前復興計画―幸福論と田園都市論
著者等紹介
五十嵐敬喜[イガラシタカヨシ]
1944年山形県生まれ。元内閣官房参与、弁護士、法政大学名誉教授
加藤裕則[カトウヒロノリ]
1965年秋田県生まれ。朝日新聞記者。岩手大学人文社会科学部卒業。経済部等を経て、2014年9月から3年半、石巻支局員として児童74人が犠牲になった大川小の裁判や防潮堤問題などを取材。現在、静岡総局次長
渡辺勝道[ワタナベカツミチ]
1962年栃木県生まれ。建築家、法政大学兼任講師。法政大学大学院公共政策研究科修了(博士)、ロシア科学アカデミー経済学研究所修了(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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近藤 真理子