出版社内容情報
児童虐待やDVや年金の相談・支援、図書館司書、保育士、学校給食調理員、女性関連施設の職員、非常勤教員等々、待遇は劣悪なまま、体よく「やりがい搾取」される女性非正規公務員たち。私たちの暮らしを直接支える人たちの生活がこのまま脅かされていていいのか? 現場からの切実な声を届け、いま何が必要なのかを考える。
内容説明
児童虐待やDV、年金などの相談・支援、図書館司書、保育士、学校給食調理員、女性関連施設の職員、教員等々、私たちの暮らしを直接支える公共サービスの多くが、年収200万円前後で、短期契約の不安定な非正規公務員に支えられている。しかも、その4分の3は女性。会計年度任用職員制度と新型コロナ禍のダブルパンチを受ける現場からの切実な声を届け、私たちの公共を取り戻すために、いま何が必要なのかを考える。
目次
1 婦人相談員の現状と「非正規公務員」問題
2 公務の間接差別の状況と会計年度任用職員制度の問題点
3 現場から見た女性非正規問題―女性関連施設・直接雇用の経験から
4 ハローワークのカウンターの内側から―現場で起きていること・雇止め問題と住民への影響
5 公共図書館司書の悲痛な叫び
6 「女性職種」が活躍できない社会―「公務の空洞化」を防ぐために
著者等紹介
竹信三恵子[タケノブミエコ]
1953年東京都生まれ。ジャーナリスト・和光大学名誉教授。朝日新聞編集委員、和光大学教授などを経て、現職。NPO法人官製ワーキングプア研究会理事
戒能民江[カイノウタミエ]
1944年生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。専門はジェンダー法学。現在、性暴力禁止法をつくろうネットワーク共同代表、女性と人権全国ネットワーク共同代表。2002年山川菊栄賞、06年平塚らいてう賞受賞
瀬山紀子[セヤマノリコ]
1974年生まれ。複数の公立女性関連施設でコーディネータ等として働く。現在は、複数の大学で非常勤講師としてジェンダー関連の授業を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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