出版社内容情報
ミサイル発射を繰り返し、核開発へと突き進む北朝鮮。緊張状態が続く中、日本政府は、脅威を煽りながら、軍備増強やさらなる対米従属を進めている。変質する安保政策の実態を暴き、危機を回避するために必要な政策を問う。
内容説明
ミサイル発射実験を繰り返し、核開発へ突き進む北朝鮮。米国による圧力も強まり、緊張状態が続く。こうした中、日本政府は、Jアラートによる避難勧告など、無意味な対応でひたすら脅威を煽りながら、専守防衛を逸脱した軍備増強や、さらなる対米従属を進めている。変質する日本の安全保障政策の実態を鋭く暴き、危機を回避するために真に必要な対応を問う。
目次
第1章 挑発を続ける北朝鮮―その軍事力と危機の顕在化(金正恩の北朝鮮;先軍政治の実態;繰り返されるミサイル発射実験 ほか)
第2章 「北朝鮮の脅威」に対処しているのか―恣意的で空虚な安保政策(ミサイル発射で強化される日本の防衛力;弾道ミサイル防衛システムを導入;離島防衛に利用されたミサイル防衛システム ほか)
第3章 「北朝鮮の脅威」にどう向き合うか(北朝鮮の狙いをどう読むか;せめぎ合う米国と北朝鮮;日本に波及する戦争 ほか)
著者等紹介
半田滋[ハンダシゲル]
東京新聞論説兼編集委員、獨協大学非常勤講師、法政大学兼任講師。1955年栃木県生まれ。下野新聞社を経て、91年中日新聞社入社。92年から防衛庁取材担当。東京新聞編集局社会部記者、編集委員を経て、2011年11月より論説委員兼務。93年防衛庁防衛研究所特別課程修了。07年、東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)を受賞。著書に『「戦地」派遣―変わる自衛隊』(2009年度JCJ賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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