出版社内容情報
福島原発事故の影響を軽視する政府は、子どもたちの健康を守る対策もほとんど行っていない。こうしたなか、保健室の養護教諭や地域住民などによる独自の活動が広がりつつある。子どもたちの未来のために、いま何をすべきか。
内容説明
東京電力福島第一原発事故の影響を軽視する政府は、子どもたちの健康を守るための対策もないがしろにしている。こうした国の無責任を前に、日々、子どもに接する保健室の養護教諭や地域の住民、自治体などによる独自の活動が広がり始めている。チェルノブイリや過去の公害事件の教訓に学びながら、私たち一人ひとりにできることは何かを考える。
目次
第1章 原発事故後、これまでと同じでいいの?―養護教諭が取り組んだこと
第2章 無責任な国を前に―動き出す地域の取り組み
第3章 学校と地域に何ができるか―過去の公害事件にみる
第4章 子どもに真摯に向き合うことから―五つの視点
著者等紹介
大谷尚子[オオタニヒサコ]
東京大学医学部保健学科を卒業し、東京教育大学(現・筑波大学)附属駒場中・高等学校の養護教諭として勤務(1966~69年)。その後、茨城大学(~2007年)と聖母大学(~2014年)で養護教諭養成にかかわる。茨城大学名誉教授。養護実践研究センター代表
白石草[シライシハジメ]
放送局勤務を経て、2001年に非営利の独立メディアOurPlanet‐TVを設立。マスコミが扱わないテーマを中心に番組を制作・配信。3.11後は原発事故に関する取材を重ね、2012年に放送ウーマン賞、JCJ賞、やよりジャーナリスト賞特別賞、2014年に科学ジャーナリスト大賞を受賞
吉田由布子[ヨシダユウコ]
「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク事務局長。1990年よりチェルノブイリの子どもたちの健康被害を調査。3.11後は、ロシアやウクライナで日本の現状を報告してきている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
市民ネット藤井
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