岩波ブックレット<br> 君が戦争を欲しないならば

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岩波ブックレット
君が戦争を欲しないならば

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  • サイズ A5判/ページ数 64p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002709420
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0336

内容説明

「ここで負けるわけにはいきません!」絶叫は、オリンピックの試合でも、戦争中でも、日本にこだまする。「空気を読む」「流れを見る」、一致団結を求める日本人の同調体質こそ、もっとも恐るべきもの。この日本気質への最後の歯止めが憲法九条である。自身の空襲体験とともに、今、漫画映画の世界的カリスマが語る、平和の重さとそのリアリズム。

目次

語ってこなかった戦争体験
民主主義教育一期生としての戦後体験
戦争を欲しないならば、何をなすべきか

著者等紹介

高畑勲[タカハタイサオ]
1935年生まれ。アニメーション映画監督。東京大学仏文科卒業、1959年東映動画入社、1968年映画『太陽の王子ホルスの大冒険』を初監督。1985年宮崎駿らとスタジオジブリ設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いつでも母さん

108
この63ページの薄い一冊になんと沢山の後悔と、この国この国民に寄せる懸念と願いと強い意志が入っているのだろう!痛く実感して読了した。これは一家に一冊必読本だと思う。各市町村で新年度から配布することを勧めたい。ズキンズキン心に刺さる。試されているのだなぁ。他人事じゃない自分の事なのだ。一致団結精神かぁ・・そうだね、周りの眼を気にし過ぎて同調する空気、違うと言わない・言わせない日本人気質。うんうん、そうだね。でも、私は日本人の底力を良心を信じたい。政治家は怪しくても市井に生きる人々は正しいことを知っていると。2016/02/28

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

92
【手にしていただきたい本です】詩人まどみちおが戦時中に書いた戦争協力詩を、後に全詩集に収め、あとがきにこうしるしたとあります「読者であった子どもたちにお詫びを言おうにも、もう50年も経っています。(中略)私のインチキぶりを世にさらすことで私を赦していただこうと考えました」世情に流されることの恐ろしさ。流されなければ生きていけなかった圧力だけでなく、その世情そのものに飲み込まれこぶしを振り上げ、声高らかに叫んでしまうことが私自身無かったのか?今まで生きてきて…ただの一度も無かったのか。2016/01/23

chantal(シャンタール)

89
読友さんの素晴らしいレビューに惹かれ、前回帰省した際にアマゾンで購入したこの小冊子。高畑さんが故郷の岡山で自身の空襲体験を語った内容が収められている。「戦後70年間、戦闘で一人も殺さず、殺されず」。あの戦争で、多くの国民が被害者であったけれど、国としては加害者でもあった事に目をつぶってはいけないと思う。そして、周りに同調しやすい日本人の危うさ。今は私だって戦争反対と大きな声で言えるが、もし、本当にあの時代に戻ってしまったら、その主張を唱え続ける事が出来るだろうか?もし戦争を欲しないならば、その責任は重い。2018/08/28

ムッネニーク

80
15冊目『君が戦争を欲しないならば』(高畑勲 著、2015年12月、岩波書店) 2015年6月に著者の故郷である岡山市で行われた戦没者追悼式・平和講演会の講演記録。黙してきた空襲体験を赤裸々に告白した上で、憲法9条の必要性を説く。 日本人の「空気を読む」という国民的体質を痛烈に批判。「いいね!」を求める現代人にこそこの主張は響く。 〈抽象的であいまいな言葉でどんなまやかしの限定をつけようとも、一旦戦争のできる国になれば、どういう運命をたどることになるのか、私たちは歴史に学ばなければなりません〉2025/03/06

蔦屋重三郎そっくりおじさん・寺

68
高畑勲監督の講演をブックレットにした本。この監督でこのテーマで岩波書店ならいい本に決まっているようなものだが、そんな予定調和の予感をきちんと上回る良い本だった。高畑さんは岡山の人で、少年時代に空襲を受けている。この時の記憶を語るくだりは、いかにも頭がいい人のそれであった。見た事をずっと新鮮に抱いている。そして高畑さんの話が面白いのは、戦前戦中戦後を測る物差しとして詩人が出てくるところ。与謝野晶子や高村光太郎の変節、金子光晴の勇気ある行動、同郷の永瀬清子の素晴らしい詩。永瀬さんの詩集が読みたくなった。良書。2022/01/10

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