内容説明
丸木位里・俊“原爆の図”、ベン・シャーン“ラッキー・ドラゴン・シリーズ”、こうの史代“夕凪の街 桜の国”、ヤノベケンジ“サン・チャイルド”―1945年の広島・長崎への原爆投下から2011年の福島原発事故まで、核はどのように表現されてきたのか。忘却に抗い、核の脅威を視覚化し続けてきた「非核芸術」の系譜をたどり、人間と核との関係をあらためて問い直す。
目次
1 原爆を表現する
2 第五福竜丸の被ばくと原発
3 チェルノブイリ以後の世界
4 「三・一一」後の非核芸術
著者等紹介
岡村幸宣[オカムラユキノリ]
1974年生。東京造形大学造形学部比較造形専攻卒業、同研究科修了。2001年より原爆の図丸木美術館(埼玉県東松山市)に学芸員として勤務し、丸木位里・丸木俊夫妻を中心にした社会と芸術表現の関わりについての研究、展覧会の企画などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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