出版社内容情報
原発事故の原因究明と処理の仕方,被災者・避難者への賠償や生活支援,「復興事業」の手法を見るとき,そこへと至った過去の過ちや手法が繰り返されているようにみえる.変わらないのは何か.なぜ変わらないのか.こうした課題が集中的に現れている沖縄と福島の現在と,日本,米国,東アジアのグローバルな歴史的状況から考える.
内容説明
原発事故の原因究明と処理の仕方、被災者・避難者への賠償や生活支援、「復興事業」の手法を見るとき、そこへと至った過去の過ちや手法が繰り返されているようにみえる。変わらないのは何であり、なぜ変わらないのか。こうした課題が集中的に現れている沖縄と福島の現在と、日本、米国、アジアのグローバルな歴史的状況をふまえ、二つの討議から考える。
目次
第1部 「オキナワ」と「フクシマ」から考える―振興・開発至上主義からの「自立と自治」(現状と課題をめぐって;琉球と東北、その歴史的背景;基地と原発;自立と自治へ―今後の展望)
第2部 二つの「敗戦」から考える―戦後日本の「独立」六〇年にあたって(二つの敗戦―何が同じで何が違うのか;これからの日本を考える視点;日米安保と沖縄;東アジアのなかで)
著者等紹介
大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年生まれ。社会学者。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。著書に『ナショナリズムの由来』(講談社、毎日出版文化賞)など
松島泰勝[マツシマヤスカツ]
1963年、琉球・石垣島生まれ。龍谷大学教授。島嶼経済学。NPO法人ゆいまーる琉球の自治代表。在ハガッニャ(グァム)日本総領事館、在パラオ日本大使館勤務等を経て現職
山下祐介[ヤマシタユウスケ]
1969年生まれ。首都大学東京准教授。都市社会学、地域社会学、環境社会学。弘前大学人文学部准教授等を経て現職
五十嵐武士[イガラシタケシ]
1946年生まれ。東京大学名誉教授、桜美林大学教授。比較政治、アメリカ政治外交史
水野和夫[ミズノカズオ]
1953年生まれ。エコノミスト。埼玉大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Takao
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