出版社内容情報
「八犬伝」の物語は一人の女の呪いからはじまる-玉梓,伏姫,船虫ら作中異彩をはなつ女性達に存分の筆を割いて論じ,単純な勧善懲悪小説と片づけられがちなこの大長編に新たな光を投じ,古典のもつ魅力をひきだす力作評論.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さくりや
2
んーいまいち。里見八犬伝には勧善懲悪の浪漫と理想を持っていたいのさ……(じゃあ読むなし自分)。毛野さんが両性具有でキャラの中では船虫に近いというのは納得。そういう人間らしさがないところが好き。2016/11/10
大貝杏子
0
独逸文学・幻想文学の評者として高名な川村二郎の八犬伝評。研究書というほど堅くはない。里見を漂白する神に、玉梓を旧い土地神に見立てるあたりが好き。八犬伝再評価の流れを作った著作のひとつ(だと思う)。 余談ながら、川村先生にインタビューさせて頂いたことがある。その後お酒を呑みながら八犬伝の話もさせて頂いた。「君は旧い人間ですねえ」と笑って仰ったことを、今でも思い出す。




