出版社内容情報
李白の〈峨眉山月歌〉・杜甫の〈登岳陽楼〉・白居易の〈重題〉・孟浩然の〈春暁〉・陶淵明の〈飲酒〉・杜牧の〈江南春絶句〉…日本人にもなじみ深い漢詩を生んだ長江流域の名勝,江南の四季を訪ねる旅.撮影ノートが取材の苦心と旅情を伝える.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏もち
6
杜甫・李白・白居易が良いのはいつものことだけど、陶淵明って人の歌も好みだ。上巻より下巻の方が好きかな。ラストに王維の秘書晃監の日本国へ還るを送るをチョイスするとは、もうそれだけで「流石!分かってる~♪」とテンション上がった。2016/06/04
うな坊
0
きれい。行ってみたい。2012/04/21
nekotennperu
0
廬山。峨眉山。長江。写真が素晴らしい。「峨眉山月歌」本当に李白はこんな夜に舟を出してあの大河を櫓を漕いで詩を詠じたのだろうか。詩人というより野人?「重題(重ねて題す)」白居易は本当にこんな山奥で枕を抱えて鐘の音を聞いていたのだろうか? 写真からは、山上に住んでいたように思える。仙人? この5年後、白居易は蘇州で運河を作っているはずなのでやはり只者ではない。山上での生活もまた、ありだったのかもしれない。2020/10/13
トミーチェ
0
写真豊富で丁寧解説の入門書。2020/05/06