同時代ライブラリー<br> アユの話

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同時代ライブラリー
アユの話

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  • サイズ B40判/ページ数 308p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784002601922
  • NDC分類 487.61
  • Cコード C0345

出版社内容情報

記紀の時代から日本人に愛されているアユ.川と海を往来する1年間の生活と行動様式,独特のなわばり制など,興味深い生態を解き明かす.綿密な野外調査に環境保全や文化史の視点を加え,日本の生態学に一線を画した名著.

内容説明

初夏の渓流に姿をあらわし、記紀の時代から日本人に愛されてきたアユ。川と海を往来する一年間の生活と行動様式や「友釣り」に利用された独特のなわばり制など、興味深い生態をつぎつぎに解き明かす。綿密な野外調査にもとづく研究に、環境保全や文化史の視点をも加え、身近な自然の営みを情感豊かに語る。日本の動物生態学に一線を画した名著。

目次

1 アユ学入門―アユをなぜ問題にするのか
2 “なわばり”の社会―アユの友釣り
3 瀬と淵―川の環境とアユの生活
4 アユの生活史―川と海とを往来する
6 琵琶湖の“アユ苗”―石川千代松先生と生殖質連続説
6 アユの動物経済学とアユをめぐる人間の経済学―アユの人口問題
7 水産業のレベルを農業のレベルへ―アユの放流と養殖
『アユの話』以後
アユの生活史―擬俳文
アユと『アユの話』と私