出版社内容情報
経済成長の陰に伏す療養者の歌,農村や工場の仕事の歌,愛と闘いをつつましく語る若者の歌……朝日歌壇に寄せられた様々な短歌が時代の吐息に耳を傾ける現代の代表的歌人に抄出されて,血の通う庶民の戦後史となった.
内容説明
経済成長の陰に伏す療養者の歌、農村や工場の仕事の歌、愛と闘いをつつましく語る若者の歌…。朝日歌壇に寄せられた激動する時代の片隅の人びとの吐息と、喜びと悲しみを映しだす様々な短歌が、現代の代表的歌人に抄出されて、血の通う庶民の戦後史となった。
目次
序 「朝日歌壇」とわたし
療養所の歌
療養所の女の歌
農民の歌
炭坑の歌
鉄道員の歌
工場の歌
教師の歌
青春の歌
働く女らの歌
愛情の歌
さまざまな人生の歌
戦争の死者らの追憶の歌〔ほか〕