出版社内容情報
砂川裁判,朝日訴訟,教科書裁判……日本に人権を確立し,真の豊かさを実現しようとして憲法をめぐって争われた裁判に中心となって活躍した弁護士の闘いの記録.生きた憲法精神を学び,裁判を考えるための恰好の入門書.
内容説明
砂川裁判、朝日訴訟、教科書裁判…。日本に人権を確立し、真の豊かさを実現しようとして憲法をめぐって争われた裁判はいかに闘われ、私たちに何を残したのか。本書は、これらの訴訟の中心となって活躍した弁護士の青春の記録であり、生きた憲法精神を学び、裁判を考えるための格好の入門書でもある。
目次
門出
1 砂川裁判にとり組む(砂川闘争の現場で;法延に立って;砂川闘争の完全勝利と教訓)
2 朝日訴訟とともに(朝日訴訟がおこるまで;裁判の経過と争点;第1審判決の意義と反響;高裁の“腰くだけ”判決;最高裁の不当判決;憲法裁判はむなしいか―成果と教訓)
3 メーデー事件裁判前後
4 教科書検定訴訟に参加して(教科書検定訴訟と家永教授;10年の闘いと3つの判決)