同時代ライブラリー<br> 漫画映画論

同時代ライブラリー
漫画映画論

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  • サイズ 新書判/ページ数 263p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784002601144
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0374

出版社内容情報

「伴大納言絵詞」の冒頭の火事場のシーンがアメリカ映画の構成を思わせる――ディズニーのアニメーションと日本の絵巻芸術を論じ,科学技術文明の本質におよぶ,独創異端の思想家今村太平の代表作がいま蘇る.

内容説明

絵巻の時間的進行は、映画の展開法に類似している。たとえば、「伴大納言絵詞」の冒頭の火事場のシーンがアメリカ映画の構成を思わせる―。ディズニーのアニメーションと日本の絵巻芸術を論じ、科学技術文明の本質におよぶ壮大な芸術理論の展開。いま蘇る独創異端の思想家今村太平の代表作。

目次

MOVING CARTOON
漫画映画の音楽
漫画映画と絵画
漫画映画とアメリカニズム
日本芸術と漫画
補遺(ウォルト・ディズニー小伝;ディズニーの半抽象映画;ウォルト・ディズニー論;日本の漫画映画―『白蛇伝』を見て;映画と絵巻;映画と絵の結合;美術の映画;アメリカ漫画と日本漫画―漫画の社会学)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

uehara

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1941年刊行本に増補したアニメーション原論みたいな本。その技術的前提と、隣接ジャンル(音楽や絵画)との関係における「総合性」からアニメを位置づける。音楽に関する記述では、レコードがその鑑賞形式(↔︎演奏会)を変えてイメージがむく対象を映画が客観的現実に向けた旨を具体的作品に即して説明するところが作品知らなくても生き生きしてて面白い。また、アニメーションの典型として論じられるディズニーへの言及は著者のアメリカ論ともなっている。2025/10/07

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