出版社内容情報
性的逸脱は了解不能な現象だろうか.臨床医でもある著者は,無知と偏見を排して,それを人間関係のゆがみに基づく人格の病理と捉え,性的劣等感と性的罪悪感を対人関係の成熟の中で癒す方法を考察する.
内容説明
性的倒錯、異常性愛は了解不能な現象だろうか。すぐれた精神分析医である著者は、それを人間関係のゆがみに基づく人格の病理と捉え、性的劣等感と性的罪悪感を対人関係の成熟の中で癒す方法を考察する。フロイトの人格発達論に対象関係論の視点をとりこんで論じられた性的人間関係論のロングセラー。
目次
第1章 大人になることのむずかしさ
第2章 性的罪悪感
第3章 性的劣等感
第4章 サド・マゾヒズム
第5章 フェティシズム
第6章 服装倒錯
第7章 女性の同性愛
第8章 男性の同性愛
第9章 露出症・さわり・のぞき・肛門性愛
第10章 ペドフィリア
第11章 治療の方法
第12章 分析的精神療法による治療