出版社内容情報
日本が旧植民地で果した功罪は,文学にとっても重い問題である.本書は満州,台湾を中心に旧植民地に関する文学者たちの言動を実証的に洗い直し,日本の近代化の帰結としての15年戦争像を構築した画期的な論稿である.
内容説明
日本軍隊の直接的暴力は非難されても、アジアの人々の思想と精神に残した爪痕については語られることが少ない。本書は、「満洲」文学、台湾文学をめぐる戦時下の文学者たちの言動を、確実な資料にもとづいて洗い直し、日本の旧植民地に対する功罪を問い、日本の近代化の帰結としての15年戦争像を構築しようとした画期的な論稿である。
目次
1 大東亜文学者大会について
2 大東亜共同宣言と二つの作品―「女の一生」と「惜別」
3 決戦下の台湾文学
4 台湾文学についての覚え書―台湾人作家の三つの作品
5 「満洲国」における文学の種々相―ある伝説の時代
大東亜文学者大会関係文献一覧



