出版社内容情報
「封じ込め政策」の理論的基礎を示すなどアメリカの戦後世界政策を構想した著者ケナンが,アメリカ外交の伝統における現実的感覚の欠如を批判しつつ,対ソ干渉,核問題までを論じ世界的な反響をまきおこした名著.
内容説明
本書第2部の「ソヴェトの行動の源泉」が1947年に発表されると、ソ連「封じ込め政策」の理論的基礎を示すものとして、国際的に大きな反響をまきおこした。アメリカの戦後世界政策を構想した著者が、朝鮮、ベトナム戦争を含めて現代の諸問題を論じた本書は、アメリカ外交論の必読の古典である。
目次
スペインとの戦争
ヒッピスレー氏と門戸開放主義
アメリカと東洋
第1次世界大戦
第2次世界大戦
現代世界の外交
ソヴェトの行動の源泉
アメリカとロシアの将来
ウォルグリーン講演の回顧
アメリカ外交と軍部