出版社内容情報
バリ島の文化に深く根をおろしている魔女ランダと,近代社会の根源的な問い直しを企てる哲学者との豊饒な出会い.〈演劇的知〉,〈パトスの知〉,〈臨床の知〉とは何か? 既成の知の組換えをダイナミックに追究した論考.
内容説明
バリ島の文化に深く根をおろし、演劇の主人公として人々と共に生きている魔女ランダと、近代社会の根源的な問い直しを企てる哲学者との豊饒な出会い。死や痛みを含む〈パトスの知〉から、二分法的な思考を越え我々の世界観をゆさぶる〈臨床の知〉、〈演劇的知〉へ。既成の知のあり方を問い、ダイナミックな組換えを追求する。
目次
1 魔女ランダ考
2 演劇的知とはなにか
3 問題群としての〈子供〉
4 原理としての〈子供〉から〈女性〉へ
5 仕掛け・文化・暴力