出版社内容情報
ようこそ,むげん堂へ! 世の人が雑貨とよぶ夢のカケラの数々を商う.安売りはぼくらの誓い,面白ものを求めてインド,ネパール,香港,バングラデシュ……アジア中を東奔西走する仕入部隊の冒険と涙の物語を初公開.
内容説明
ようこそ、むげん堂へ!私たちは世の人が雑貨とよぶ夢のカケラの数々を商っております。安売りはぼくらの誓いを合言葉に、オモシロものを求めてインド、ネパール、香港、バングラデシュ…東南アジアを東奔西走するわが仕入部隊の冒険と涙の物語を初公開、ぜひご愛読の程を。
目次
1 じつは、わたしたちがむげん堂です
2 お出掛けの前に
3 香港・バリ島
4 バンコク・チェンマイ
5 デリー・ベナレス
6 カトマンズ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
328
実に久しぶりに再読。本書は出版後、既に30年以上が経過するが、内容と情熱はまだまだ輝きを失わない。お店も高円寺の本陣、吉祥寺の弐番組、宇田川町の参番組ともに健在の模様。シマ、ムラサ、ドカの3人組によるタイトル通りの「アジア雑貨仕入旅」なのだが、彼らの醸し出すアジアとの付き合い方、商売の情熱とエネルギー、ひたむきさはなんとも魅力的である。香港、バリ島、バンコク、チェンマイ、デリー、ベナレス、カトマンズ。残念ながら香港は大きく変わってしまったが、それでもこれらの都市はある意味では不変の要素をも持っている。2022/07/03
ワタナベ読書愛
1
1990年刊行。1978年に東京・高円寺に誕生したアジア雑貨店の仕入れ担当者たちが、インド、ネパール、タイ等で体験した悲喜劇こもごもを綴る。昭和・平成と実際に店舗を訪れ、まだ見ぬ現地にいろんな妄想を膨らませていた私は、あのお気楽な店内POPなどからは想像できない過酷な旅の数々。「倒れている暇はない」名言。時間に追われ、日本人と違うビジネス感覚にイラつき、言葉が通じない不便を根性で乗り越え、仏様のような人たちに助けられ、ドラマ以上の人間ドラマが連発。人が好きで、商売が好きでないと務まりません。尊いっ!2023/11/01
Chunko
1
なーんにも頭に残ってない…そもそもアジアとか、タイとかインドとか行きたい!と思わないからだな…(じゃあなぜ読んだw)1994/10/25