出版社内容情報
「炎あげ地に舞い落ちる赤旗にわが青春の落日を見る」全共闘世代の闘いと愛と孤立をうたい，日常と風化に抗する意志表示として熱い同時代的共感を呼びおこした歌集『無援の抒情』を中心に，最新の短歌，エッセイを収録．
内容説明
全共闘世代の闘いと愛と孤立をうたい、日常の風化に抗する意志表示として熱い孤立代的共感を呼びおこした歌集『無援の抒情』を中心に、最新の歌集、エッセイを収録した。
目次
「無援の抒情」（完本）
「無援の抒情」以降（「水憂」抄；「ゆうすげ」抄）
うたの遠景
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
uehara
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久々に読む。デモで逮捕されてでてきたあとに父親に殴られて云々などは知人と話していてアムロみたいだねと。同房の売春で捕まった人への「同情」的歌などは、「弱者」の「役割」固定のようにも読めて苦手だ。散文もおさめており、自らの歌を「時代の典型」として云々に違和感。「従いて闘う日々の易しさを知れり人率く身となりし夜」p.16、「かの事故死自死なりしかと異国の空に嘆かう亡き人の死を」p.179は好き。2025/05/04
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- 和書
- 汚れた指 Ｍｉｒａ文庫
