出版社内容情報
歌枕を尋ねての漂泊,社寺参詣,戦乱による流浪…旅でふれる人生の機微や自然,その描写の背後に激動の時代が読みとれる.「高倉院厳島御幸記」「海道記」「東関紀行」「十六夜日記」「竹むきが記」「筑紫道記」「北国紀行」等15篇.
内容説明
都を離れて異郷の地へ。歌枕を尋ねての漂泊、社寺参詣、戦乱による流浪。旅でふれる人生の機微や景観、その描写の背後に激動の時代が読みとれる。『高倉院厳島御幸記』以下、鎌倉期の海道往還の記『海道記』『東関紀行』『十六夜日記』、南北朝動乱を女の眼でみた『竹むきが記』、室町期の連歌師の旅の記『筑紫道記』など、全15篇。
目次
内容:高倉院厳島御幸記
高倉院升遐記
海道記
東関紀行
うたたね
十六夜日記
中務内侍日記
竹むきが記
都のつと
小島のくちずさみ
藤河の記
筑紫道記
北国紀行
宗祇終焉記
佐野のわたり