出版社内容情報
後宮での愛欲に明け暮れる生活から一転,意を決して出家,仏道修行の旅に出た一女性が,その波瀾の生涯を赤裸々に回想した日記『とはずがたり』.他に,平家全盛時代の絢爛たる宮廷生活を綴る『たまきはる』を併収.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みこれっと
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「とはずがたり」と「たまきはる」は別のものなのですが前者の方が有名なためか副読本を探すのに手間取りませんでした。注釈はたくさんついてくれてましたがやはり難しく(涙)現代語訳であらたに読んでみたいです。目的は「たまきはる」の方だったので・・「とはずがたり」と比べるととても上品で(失礼・・・)上流階級の日常がこまやかに綴られてます。恋愛に翻弄された人生と、女性の上司にお使えした人生とじゃ比べ物にならないのかもですが。2016/10/20
すいれん
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藤原定家のお姉ちゃんの日記ということで読みました。書く、書き残すことの好きな姉弟だな〜とおもいつつ。後白河〜後鳥羽院あたりまでの宮中の裏側が覗ける感じがします。平行して同時期の日記を読み進めてみたい。正直、読みにくかった。「とはずがたり」はおいおいに。それにしても。俊成、子供多すぎ(;^_^A2014/04/20