日本近代思想大系 〈18〉 芸能 倉田喜弘

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日本近代思想大系 〈18〉 芸能 倉田喜弘

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  • サイズ A5判/ページ数 469p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784002300184
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C3370

出版社内容情報

文明開化の波は芸能にも及び,西洋人の眼を意識して「国家に益なき遊芸」の改良が論じられ,伝統芸能の見直しがされる.政府の志向を公文書類に,有識者の主張を新聞・雑誌に,歌舞伎役者・落語家の意識を自伝等に窺う.

内容説明

西洋の新知識紹介に始まった芸能改良、「国家に益なき遊芸」の排除をめざす政府、西洋の眼を意識した芸能行政、そして歌舞伎・落語・能楽など当事者の動向と対応。―多様な史料によって追う芸能の実相。

目次

風俗歌舞源流考(重野安繹)
演劇改良演説(末松謙澄)
独逸戯曲太意(久松定弘)
手前味噌(抄)(中村仲蔵)
三遊亭円朝の履歴(朗月散史)
粋興奇人伝(仮名垣魯文・山々亭有人)
俗楽旋律考(上原六四郎)
行政の諸相(外国人の公演;スリエの曲馬;教部省芸能を管轄;竹村嘉祖課税の建言;東京府劇場制限の伺;郷神楽の取締り;式部寮洋楽の伝習開始;女性歌舞の営業願;劇場設置地域の掛合;国家に益なき遊芸;音楽取調べの見込書;東京府唱歌導入の方針;国歌選定の試み;雅楽保存に関する意見書;能楽保護の請願)
新聞・雑誌の論調(福地桜痴;成島柳北;仮名垣魯文;矢野竜渓;巌本善治;高田半峰;中江兆民;朝比奈知泉;矢田部良吉;東京唱歌会)