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内容説明
子を産んだやまんばが、餅をよこさないと村びとたちを食い殺すという。ところが、恐る恐るとどけにいった老女を待っていたのは、意外にも心やさしいやまんばでした。いきいきとした人物描写がみごとな絵本。
著者等紹介
長谷川摂子[ハセガワセツコ]
1944年、島根県生まれ。地域で子どもと本に関わる活動を続けながら、創作にとりくむ。短編集『人形の旅立ち』で坪田譲治文学賞、椋鳩十児童文学賞、赤い鳥文学賞を受賞
沼野正子[ヌマノマサコ]
1935年、東京生まれ。絵本作家、イラストレーターとして活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
11
『秋田むがしこ第1集』に収録された、世界でたった1つだけ採集された貴重な昔話を、オリジナルに忠実に再話した良本。絵が昔話の世界観を豊かに伝えている。山姥は、怖い存在でもあり恵みを与える存在でもある。彼女が産んだ「がら」は、まだ生まれたばかりなので粗削りなのだろうが、粗野な部分と優しさを兼ね備えた存在としてそこにいる。一方の山姥は、餅を届けたあかざばんばをもてなし、村人を守る存在にまでなる。錦を貰った村人の喜び方がいい。きれいな布で襟飾りを作った爺様のテンションの高さが最高!2022/08/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
てのひらむかしばなし 沼野正子/絵 忠実な再話で好きなのですが、てのひらサイズなので、大人数の読み聞かせには難しい。やまんば=怖い、というイメージのないおはなし。怖さだけじゃにことを子どもたちに知って欲しいおはなし。2024/01/06
パフちゃん@かのん変更
9
長谷川摂子文、沼野正子絵。長谷川さんの文はリズムが良く読みやすいし、沼野さんの絵もうまい。ちょうふくやまの山姥の話。「ちょうふくやまのやまんば」とか「やまんばのにしき」という題でも知られている。2012/06/20
魚京童!
8
とりあえずどうにかなるんだな。2017/01/09
喪中の雨巫女。
8
《書店》山姥もお産の後は、つらいよね。がらちゃんの成長の早さにビックリ!でも、女は、強いね。2012/08/18
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