出版社内容情報
アフリカの大草原に立つバオバブの巨木.樹齢千年にもなるこの木は,じきに一生を終えるでしょう.バオバブの生い立ちと,一年を通して生活を共にする虫や動物,それに人間の姿を美しく描きます.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
65
これぞ、リアル「The Giving Tree」。はるか昔、神様は動物たちに一本ずつ木を与えました。遅くやってきたハイエナには、バオバブの木が与えられました。そそっかしいハイエナは、木を逆さまに植えてしまいます。そういう訳で、バオバブの枝は根っこにそっくりになったのだ、と、アフリカの昔話は伝えているそうです。ところで、バオバブは見た目こそ奇妙ですが、たった一本で多種多様な生命を支える、まさに「いのちの木」であることが分かります。シルバスタインの「大きな木」は空想上の木。一方、バオバブはリアル「大きな木」。2020/01/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
22
バオバブについてしっかり描かれている絵本です。その奇妙な姿ばかりに目がいきがちでしたが、葉や花や実がそれぞれ関わる生きものたちには必要なものであるんですね。砂漠という植物にとって過酷な環境の中で、生きものたちにとってのまさに『いのちの木』なんですね。2020/03/09
花林糖
17
(図書館本)樹齢は千年を超えるバオバブ。その土地の人々や動物・鳥・虫たちの役に立つバオバブの物語。バーバラ・バッシュの丁寧に描かれた絵が素晴らしい。ババオバブの枝に寝そべるチーター、バオバブの白い花とオナガドウケザル、最後のバオバブの大木の命が尽きた絵がお気に入り。(中古入手)2016/11/22
ヒラP@ehon.gohon
11
タイトルの「いのちの木」には、ふたつの意味があるのです。 バオバブという木は、まさにアフリカの生態系を支えるためにあるような木なのです。さまざまな命を支えるために、この変わった木は命を削って行きます。 「バオバブ」という名前に、漠然と抱いていたこの木の素晴らしさを教わりました。2016/07/02
ぽてちゅう
9
バオバブ。地にどっしり腰をおろし、空をがっしり摑まえんとしている木。アフリカの地に住まう人や動物になくてはならない存在として、敬われ愛されている木。木の高さは太陽風雨から守り、花や実は飢えを救い、樹皮は水分、うろは住居として活用される。年輪がなく年齢不詳ですが、とても長生き。でも、命を全うできるかは人間次第かも知れません。でも、バオバブに「もっと長生きしたい!」と言わせるような環境を追求することができるのも人間だけ、ということを忘れてはいけません。2020/02/16




