出版社内容情報
マーサズ・ヴィンヤード島に暮らす14歳のメアリーは、ボストンの屋敷に囚われたろうの少女を助け、手話を教えてほしいと、依頼を受ける。希望を胸に旅立ったメアリーだが、屋敷は大いなる秘密を抱えていた。少女は誰なのか、救いだすことはできるのか。ろうの作家による話題の歴史フィクション『目で見ることばで話をさせて』続編。
内容説明
あの誘拐事件から3年―。マーサズ・ヴィンヤード島で暮らす14歳のメアリーの元に、1通の手紙が届いた。ある少女に手話を教えてほしい、と。教師になる夢を胸に、海を渡ったメアリーが目にした恐ろしい真実とは。少女と心を通わせ、救いだすことができるのか。『目で見ることばで話をさせて』に続く、手に汗握る、歴史フィクション。
著者等紹介
レゾット,アン・クレア[レゾット,アンクレア] [LeZotte,Ann Clare]
アメリカの作家。手話と口話でコミュニケーションする、ろう者。ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。1991年に大学卒業後、ロングアイランドの図書館で12年以上司書を務め、障害やいじめに関する本を紹介してきた。『目で見ることばで話をさせて』の原書、“Show me a Sign”は、シュナイダー・ファミリーブック賞受賞のほか、カーカス・レビュー、スクール・ライブラリー・ジャーナルなどで年間ベストブックに選ばれるなど高く評価された。ろう者コミュニティのバイリンガルバイカルチュラル(ASL/英語)メンバー。新型コロナウィルスの世界的大流行のあいだ、手話をしない家庭のろう者の青少年と連絡を取り続けてきた
横山和江[ヨコヤマカズエ]
子どもの本の翻訳家。埼玉県生まれ。前作『目で見ることばで話をさせて』(岩波書店)で、日本子どもの本研究会作品賞を受賞。やまねこ翻訳クラブ会員。JBBY会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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