あの子を自由にするために

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  • サイズ 46判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784001160543
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

マーサズ・ヴィンヤード島に暮らす14歳のメアリーは、ボストンの屋敷に囚われたろうの少女を助け、手話を教えてほしいと、依頼を受ける。希望を胸に旅立ったメアリーだが、屋敷は大いなる秘密を抱えていた。少女は誰なのか、救いだすことはできるのか。ろうの作家による話題の歴史フィクション『目で見ることばで話をさせて』続編。

内容説明

あの誘拐事件から3年―。マーサズ・ヴィンヤード島で暮らす14歳のメアリーの元に、1通の手紙が届いた。ある少女に手話を教えてほしい、と。教師になる夢を胸に、海を渡ったメアリーが目にした恐ろしい真実とは。少女と心を通わせ、救いだすことができるのか。『目で見ることばで話をさせて』に続く、手に汗握る、歴史フィクション。

著者等紹介

レゾット,アン・クレア[レゾット,アンクレア] [LeZotte,Ann Clare]
アメリカの作家。手話と口話でコミュニケーションする、ろう者。ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。1991年に大学卒業後、ロングアイランドの図書館で12年以上司書を務め、障害やいじめに関する本を紹介してきた。『目で見ることばで話をさせて』の原書、“Show me a Sign”は、シュナイダー・ファミリーブック賞受賞のほか、カーカス・レビュー、スクール・ライブラリー・ジャーナルなどで年間ベストブックに選ばれるなど高く評価された。ろう者コミュニティのバイリンガルバイカルチュラル(ASL/英語)メンバー。新型コロナウィルスの世界的大流行のあいだ、手話をしない家庭のろう者の青少年と連絡を取り続けてきた

横山和江[ヨコヤマカズエ]
子どもの本の翻訳家。埼玉県生まれ。前作『目で見ることばで話をさせて』(岩波書店)で、日本子どもの本研究会作品賞を受賞。やまねこ翻訳クラブ会員。JBBY会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

45
本書は「目で見ることばで話をさせて」の続編です。前作と同様に手話の部分は<>でくくってあり、声での会話は「」で、声と同時に手話で話す部分は《》で書かれていて、それがとてもスムーズに読めるのが良いと思いました。前作で誘拐されて、今はマーサズ・ヴィンヤード島に戻った、メアリーの元に一通の手紙が届きます。ヴェイル屋敷という立派な屋敷に閉じ込められた少女を助けて欲しいという主旨の手紙です。屋敷の執事がこれまた極悪人かと思うほどの人物でイライラさせられました。2025/03/17

joyjoy

14
ある少女を救おうと決意するメアリ―。誘拐事件という過去から逃れられずとも、この役割をとおして、少しずつ自分自身の未来も見すえ始める。彼女が紙に書き出して考えをまとめる場面が何度かあったが、赴いた先では読み書きができない(許されない)者もいた。読み書きすること、話すこと、そして考えること。どれも自由への手がかりかも。また、そこで手を使うことにも意味がありそうだ。「この世に欠けているのは正義であって、慈愛ではない」という言葉をメアリーは支持するが、自分は素直には頷けない。なぜかを考えてみるべし。続編にも期待。2025/04/28

Incisor

9
3年前の誘拐事件という理不尽な出来事に、いまだ恐怖心にさいなまれながらも屈することなく、自分の道を強い信念とともに突き進んでいくメアリー。感覚をとぎすまし、考えをめぐらせて屋敷に閉じ込められた少女を救っていく過程には、またさまざまな差別と障害がたちふさぐのだけど、決してあきらめないメアリーは勇敢で豊かな愛情があふれている。14歳のメアリーのこの先の可能性がきっと明るく広がっていくのではと思う。続編があると知り、出版が楽しみ。2025/04/25

ぱに

8
目で見る言葉で話をさせて続編。前作からの展開の本当に続きなので前作を読み返してから読むのがベスト。今回も諦めないメアリーが素敵だった。耳が不自由な人、字が書けない人、手話を含む異なる言語を話す人、みんながわかりあうことの困難さを感じる部分を経ての繋がりができていくところがすこく感動的だった。アメリカへの入植の際の恐ろしい出来事や独立戦争におけるイギリスへ味方した人がいたことなど、知らなかったことにも触れられアメリカの歴史を学べる部分もとてもいい。力強く進むメアリーをまだまだ見たいので続編も期待2025/05/10

菱沼

7
昔、手話奉仕員資格をとった。一般の言葉同様、手話も世につれて変わっていく。もう私の手話は時代遅れだが、仕事をしていたときにろうの人が来ると「こんにちは」「よろしくお願いします」「ありがとう」などが伝えられたのはよかった。耳が聞こえないから知能が遅れているというのは、その当時でも誤解されることだった。この作品の時代背景を考えればベアトリスは奇跡のような存在だ。執事は無知で臆病な人間で、それであれほど残虐になれたのかもしれない。メアリーの島を知ることができてよかった。ジェレミアという人間はよくわからない。2025/03/30

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