出版社内容情報
舞台は古代ギリシア.ケンタウロスのポロスは,英雄ヘラクレスに出会い.英知を得るための旅に出た.
内容説明
舞台は古代ギリシャ。ケンタウロスのポロスは英雄ヘラクレスに出会い、英知を得るための旅に出た。ギリシャ神話を元にした「行きて帰りし物語」。
著者等紹介
ピウミーニ,ロベルト[ピウミーニ,ロベルト] [Piumini,Roberto]
1947年、北イタリアのエードロ生まれ。教師、俳優などの職業を経て、1978年に児童文学作家としてデビュー。著作は小説、童話、詩、戯曲と幅広いジャンルにわたり、昔話や神話、名作文学の再話も数多く手がける
長野徹[ナガノトオル]
山口県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院修了。イタリア政府給費留学生としてパドヴァ大学に留学。イタリア文学研究者・翻訳家。児童文学、幻想文学、民話などに関心を寄せる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
17
ギリシャ神話を元にした創作もの。ケンタウロスの出てくる話で、冒険につぐ冒険って感じで、こういうのは久しぶりに読んだので、けっこう面白かった。アルゴ号やヘラクレスの話などギリシャ神話の話も入っているので、子どもの頃に読んだ本のことなど思い出した。最後もよかった。やっぱりそうなるのね、って。 1章がごく短いので、読みやすいと思うし、それを少しずつでも全部読んだら、読んだーー!!って気になると思う。オススメ。2018/08/10
belle
10
乱暴狼藉ものと決まっているケンタウロス族。そんな彼らの中にも異分子や賢者はいる。立ち位置が異なる若きケンタウロスの自分探しの旅。彼は何事にも考え深い。遥か昔のギリシャ世界を英雄や人間の力を借りながら、海を山を越えて行く。苦難の道のりの途中での少女との出会い。目次を眺めるだけでも神話が感じられて楽しい。ラストでは少女の願いがかなえられた。あの姿が一番美しいのだ。神託と奇跡。この地にようこそ、おかえりなさい。2019/01/18
みよちゃん
7
ケンタウロスのみかたが変わった。ヘラクレスの難業の事などギリシア神話の中のエピソードが違和感なく挿入され、面白かった。2018/09/10
一柳すず子
3
結末にびっくり。ラブあってこそのピースってことだね。2024/03/01
つけ麺部長
3
ギリシャ神話をモチーフにした作品てす。ステキな恋の物語。英雄ヘラクレスが大活躍! むちゃくちゃカッコいいですよ。最後の展開は泣けます。児童書、侮れません!2019/09/29