出版社内容情報
いたずらをして作業小屋に閉じこめられるたびに,エーミルは木彫りの人形を作っています.その数は今回で325になりました.お母さんのためにハエとり紙を買おうとしてやったことが大変ないたずらに…….
内容説明
お母さんのためにハエとり紙を手に入れようと、エーミルはいろいろな方法を考えました。うまくいくはずだったのですが…。小学2~4年向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
26
ハエ取り紙を買いたいお母さんだけど、無駄なお金を遣いたくないお父さん。そんな2人の願いを叶えるため、エーミルはある秘策を思い付きます!笑 頭の回転が速いエーミルだけど、意図せずそれがいつもいたずらになってしまうのが可笑しい♡木彫りの人形、どれだけ増えるのよ!泣2023/05/02
シュシュ
16
エーミルの325番めのいたずら。ハエに困っているお母さんを助けようとしてハエとり紙をたくさんぶら下げて、結果的に人がハエとり紙にからまってしまったという話。お父さんは倹約家で高価なハエとり紙などいらないというので、自分で〈こじきのつえ〉を作ってお金を工面したエーミル。健気な思いつきだったけれど、結局はみんなを困らせることに…。いたずらというよりは失敗かな。でも、自分で考えて行動するところがいいなと思う。こんなことを繰り返しながら大きくなる子は、健全でたくましい人間になるんじゃないかと思う。2015/04/17
猪子
7
私が最初にエーミルシリーズを読もうと思ったのは、この『エーミルのいたずら325番』というタイトルが面白いなと思ったからです。今回も、家族の為に良かれと思ってやったことが結果 いたずらに!おかあさんとリーナが実はあんまり仲が良くなさそうなところ、アルフレッドとリーナの関係性が気になるところです。2017/05/17
読み人知らず
7
この話は面白かった。ハエ取り紙を買いたいお母さんと飼わないお父さん。飼えばこじきになってしまう、だから買う前にこじきになってお金を稼いでしまえばいいんだ!すごい発想です。確かにエーミルは賢い^^2009/08/19
しろもち
6
内容と、挿絵のバランスがとてもいいと思います!一ページに一枚絵があると絵で内容を想像して楽しめるし、絵がシンプルだから挿絵としての範囲で収まっているのがいいと感じます。ほんとうに挿絵のキャラクターの驚きの表現の仰け反りようや、子供の指がぱっといつも開いて好奇心いっぱいで、その魅力にぐいぐいひっぱられていきます。エーミルとちいさなイーダを読んでからこっちを読む方が、エーミルというキャラクターが、頭がいいというだけでなく、芯があって、だけどいたずら坊主でとてもチャーミングだということが前持って頭にあって、読み2013/02/10