出版社内容情報
風邪で寝ている大おばさんのかわりに初めてひとりで買物に出かけたメアリー.隣に住む老夫妻に思いきってお手伝いを申し出たマッジ.2人の少女がはじめて体験した不安や緊張をあたたかく描きます.
内容説明
病気の大おばさんのためにひとりで買い物に出かけたメアリー。隣りの老夫妻のために家事の手伝いをしたマッジ。二人の少女がはじめて体験した不安や緊張をあたたかく描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュシュ
22
8~9才くらいの女の子が主人公の話が二つ入っている。最初の話では、メアリーがおばあちゃんの代わりに古い傘を持って一人で買い物に行く。この傘がメアリーを助けてくれるというちょっとした魔法もあって面白かった。二つ目の話は、他人のために何かしたいと思うマッジが、お隣の老夫婦の家に行く。ジャガイモの皮をむいたりお茶を入れたりするのだが、失敗ばかりで、おばあさんが後始末をしてくれる。それでも老夫婦はまた来てくれるように望む。その気持ちはよくわかる。家の中に女の子がいるだけで雰囲気が明るくなるのだから。良書。 2019/04/10
くぅたん
3
子どもの気持ちをしっかり言葉にしていてとても好き。子どもの頃に読んだ名作を思い出させる。2020/03/16
のん@絵本童話専門
1
これは絶対面白いだろう!と挿絵を見て期待値マックスでしたが、その通りでした!!はじめてお手伝いをする女の子の短編2作が載っています。特に好きだったのが「メアリーとかさの木よう日」♡!!風邪をひいた大おばさんの代わりにおつかいにいくメアリー。持たされた気に入らないあひるの傘…わざと忘れようとするのが可笑しくて!またこのあひるさんには魔法がかかっているかのようで、小さいファンタジーにわくわく。そして最後の挿絵が秀逸!文章にはない重要な情報が描かれていて、見て感激!もう一つは(続き→コメント欄へ)2022/06/12
白野
1
子どもの気持ちが丁寧に書かれていて、ああ子どもってこうだよなあってしみじみ。 この作品に出てくるようなおばあさんになりたいものです。2012/11/04
食パン
0
小22023/07/13