出版社内容情報
嵐の夜、山賊マッティス一族のもとに生まれたローニャ。両親や仲間の山賊たちと暮らしていた城を出て外の世界に足を踏み入れたある日、敵対するボルカ山賊の息子ビルクと出会う。灰色こびとに妖し鳥、ふしぎなものたちがすむ美しくも深い森で、二人は友情を育んでいく。生命あふれる自然を背景に人々の愛と葛藤を描いたファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんたろう
3
リンドグレーン・コレクションの1冊で新訳版。ローニャ、こんなに面白いはなしだったとは!子どもの頃に読みたかった。だが大人になって読んでもすこぶる面白い。ローニャは山賊の頭の娘。敵対する山賊の頭の息子との友情、親子の絆、自然の厳しさと美しさなど魅力満載だが、自分の子の年齢が近いこともあり、ローニャの自我の芽生え、親に対する愛情・反発、自立といったところに思わずほろり。2022/07/20
ナナシ
3
北欧は夏ですら、こんなに寒いのか! 主人公のローニャとビルクは立場で言えばロミジュリなのだが、本人達がまだまだ幼いのと持ち前の気性で微笑ましく、ブロマンス的な仕上がりになっている。それにしてもビルクとローニャ、二人は一体何回死にかけたのであろう…互いが互いの命を救い、深く結びついてきた関係は微笑ましいが大人の立場から見ると血の気が引く。死が近すぎる。2021/11/07
風池
1
ドラマ配信でみて、続きが気になって読んだ。新しく翻訳されていたので読めたわ。山賊や暴力、強盗には物語でも反対の気持ちが湧きながらだったので、ローニャの戸惑いは胸にきた。ラストの決意がよかったな。人から奪わない生き方を選べないとしんどいね。人を傷つけない仕事は大事ね。2025/03/12
ぷりすてら
0
山賊の娘と山賊の息子の成長を見守る大人たち。動物ではなく人間以外の生命体もいる森。こういった内容の本がおすすめ本に選ばれるのでしょか。純粋な主人公にすこーし引いてしまった。2021/10/15
ぱぴぷぺぽ
0
***2021/10/13
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