出版社内容情報
トムは真夜中に古時計が13も時を打つのを聞き,昼間はなかったはずの庭園に誘いだされて,ヴィクトリア時代の少女と友だちになります.歴史と幻想が織りなす傑作ファンタジー.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
002toko
3
素敵な一冊 児童文学に不可欠な希望もある2009/08/27
Avis
2
久々に再読。何度読んでも切ない。
どんぐり
2
岩波児童文学全集の1冊。トム少年の夢のなかの出来事と、バーソロミュー夫人の夢のなかの出来事が時を超えて交錯するファンタジー。原著が1958年なので、今風のファンタジー色は薄い。古典的な作品。2012/03/20
ゆーいちろー
2
どうして、児童文学というものは、こう郷愁を誘うのだろう。中学生の頃に初めて読んだのだが、その頃すでにこんな思いを抱いたような気がする。少年のひと夏の冒険というテーマは、そういう冒険の機会には恵まれなかったからこそわたしの心に憧れの気持ちを生じさせる。クライマックスのトムとハティの軌跡が交錯する場面は、今回読んでも泣けました。2010/10/01
食パンの耳
1
人から薦められて読んだのですが、うーん。他の方が感じるほど、感動出来なかったんですよね。私は、どうも、外国人の子供気分になれない性格らしい。いわゆる、海外の子供を主人公にした本は、感情移入出来ないんですよね。困ったものだ。私にこの本を奨めてくれた人に、改めて、感動ポイントを聞いてみようかと思います。なんか、私、欠落してる???2012/11/22