出版社内容情報
山賊のひとり娘ローニャは,敵の山賊の息子ビルクと知りあって仲よくなります.大人たちの争いに2人は心をいためますが…….中世の北欧を舞台にしたリンドグレーンの異色作.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
12
ローニャに初めてできた、そして唯一の友達が、ローニャの父マッティスが率いる山賊団と敵対する山賊団の頭・ボルカの一人息子ビルク。当然二人が仲良くすることは許されない。だけど、だから、二人は家出する。二人は時に喧嘩もするけれど、基本的にはとても仲良くやっていた。けれどローニャは時々悲しくなる。親を思い出して。恋愛小説のような二人の子どもたちの友情物語。楽しくて切なくて、やっぱり楽しいリンドグレーンの世界。娘溺愛の山賊の頭も実にいい。ああ、面白かった。2018/12/18
みんち
7
先日の「トンデモネズミ」に続いて、またも児童文学を。アストリッド・リンドグレーンの「山賊のむすめローニャ」を読了。タイトルでピンと来た方もいるかと思うが、2014年にNHKのBS枠で放送された同タイトルのアニメ作品の原作に当たる。ちなみにアニメ版の監督は宮崎吾郎氏。今回改めて原作を読んでみて、思った以上に忠実にアニメ化されていたんだなぁと、ついでに吾郎氏も再評価(笑) 更にちなむと原作者のリンドグレーンの代表作である「長くつ下のピッピ」には、かつて父の宮崎駿氏がアニメ化を望むも作者の許可が得られずに2017/05/21
ありんこ
6
NHKプレミアムで放映中のアニメをみています。自然の中でのびのびといきるローニャ、敵の山賊の子供であるビルクとの友情、親子の絆など大切なことをたくさん教えてくれる良書です。アニメより先に読んでしまいましたが、これからどんな風にアニメーション化されるか楽しみです。2014/11/13
頼ちゃん
4
展開は読めてしまうが、面白くて、あっという間に読んでしまった。アニメになっていたのは知りませんでした。2015/11/28
-
- 和書
- 微小光学の物理的基礎