出版社内容情報
東風の吹く日にこうもり傘につかまってバンクス家にやってきた風がわりなナース(保母).彼女は子どもたちにふしぎな世界をみせてくれます.イギリス児童文学の古典的名作.
内容説明
東風の吹く日にこうもり傘につかまってやってきた風変わりなナース(保母)。彼女は子どもたちに不思議な世界をみせてくれます。笑うと宙に浮くおじさん、一瞬にして世界をまわれる磁石、踊る牝牛…。児童文学の古典的名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MOTORI
1
子どもの頃以来の、気が遠くなるくらいぶりの再読。当時は不思議な人だったメアリー・ポピンズ。今読み返すと、とても人間くさい。また違った意味で楽しめた。2018/02/17
しょ
1
有名作品ながら初見。イギリス文学らしく?子供は子供部屋という隔離で、メアリーは気難しい印象。ピーターパンの原作本を読んだときにも感じたが、子供はいろいろ制限されてる国なんだなあ。こういうくにのほうが、早く大人になりたいって思うのかも。メアリーが、不思議な力を持っている理由は明かされず、というか、本当に起きていたの?と思うような描き方。赤子二人が鳥の言葉を解するくだりが好きだった。2014/10/17
さやこ
1
昔読んだ時は厳しいだけのメアリーポピンズの良さが分からなかった。でも改めて読んで、次は何をしてくれるんだろう、どうなるんだろうっていうわくわくする人としての魅力に気付いた。不覚にも最後の章は分かっていながらどきどきうるうる。2014/04/27
ヘムレンしば
1
どこからともなくフラリと現れたメアリー・ポピンズ。決して優しくて親切じゃなく、直ぐに機嫌を損ねて意地悪な対応をする。しかし子ども達は夢中です。メアリーの不思議な行動に。この感じ何か覚えがあるな~と思いつつ読み進めて思いついたのが「猫」です。媚びる事をしないけど、子ども達は猫の神秘的な雰囲気に夢中になってしまいます。楽しくて不思議な世界は身近にあります。その不思議な世界へ誘ってくれるのが、メアリーポピンズという神秘的で不思議な存在です。2012/09/18
suikazura
1
メアリーの気位の高さと、おしゃれにこだわるところ、子どもの面倒を周到にみるけれどもけっしておもねることないきっぱりしたところが良い。2012/08/28