出版社内容情報
引っこみ思案のホビット小人族のビルボが,竜にうばわれた宝をとりもどす旅にさそいだされます.ゴブリンや大グモなど,次々とふりかかる危機にビルボが大活躍する冒険ファンタジー.
内容説明
引っ込み思案でのんびり屋のホビット小人族のビルボが、魔法使いに誘いだされて竜にうばわれた宝をとり返す旅に出ます。ゴブリンや大グモなど、次つぎにふりかかる危機にビルボが大活躍する、冒険ファンタジーの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moon
1
久しぶりの児童文学でした。大変な長編でしたが、最後まで楽しく読むことが出来ました。「指輪物語」へと繋がる物語であり、ホビットのビルボがガンダルフ、ドワーフ達と旅に出、竜を倒し、再び故郷へ戻ります。ゴクリ(ゴラム)から指輪を手に入れる場面や映画「ロード オブ ザ リング」の最初の場面でビルボが自分の冒険を子供たちに語っていますが、そのエピソードが出てきます。この本を読んでから「指輪物語(ロード オブ ザ リング)」の映画や原作を読むとまた違った発見があるように思います。2011/03/26
pum
0
映画がとても面白かったので、原作も読んでみた。映画が原作をかなり忠実に再現していたことを知り、驚いた。ビルボの弱気なのか強気なのかわかりづらいキャラもよい。2017/01/31
逸巳
0
映画の『ホビット』のファンで、原作を図書館で借りて読みました。映画がいかに良くできていたか痛感するとともに、原作のファンになりました。特に、ビヨルンが好きになりました。映画での扱いに不満をもつくらいには(笑)実は『指輪物語』は全巻所持しながらまだ手をつけていないので、のんびり読み進めたいです。2015/12/27
kodomiru
0
やっと読み終えた。おまたせという感が強い。それでも行きて帰りし物語を読み終えて、行って帰って来ることの大切さを感じる。エルフならエルフのホビットならホビットの。そしてドアーフならドアーフの特徴はあるにしても、それぞれ人間味あるという言い方はおかしいけど、例えばエルフ味とかそういうことを感じる1冊。冒険とは、というものを肌で感じ、そして、明日への一歩への勇気をくれるのではないだろうか。トールキンの想像を絶するファンタジーの世界が素晴らしい2014/08/27
こ たえ
0
読後の印象は、金銀の恐ろしさ、戦争の虚しさ。終戦記念のシーズンに読んだから、そう思うだけなんでしょうか。映画と違って、ドワーフの残念感が強かったです。知恵がまわって勇気と判断力があるけれど、後ろ向きで(旅の間中、食べ物のことと故郷のことしか考えてない。)調子のりでちょっと抜けてるビルボには、親近感を覚えました。ラストは笑っちゃいました。2013/08/18