出版社内容情報
フロッピーに書き込まれていた文章は,滅亡の危機にひんした平面人が書き送ってきた手紙だったのだ.とすると,平面人はこの世に本当にいるのだろうか.どきどき面白い物語を通して数学の考え方を学ぶ.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まじぇすた
4
当時は楽しく読めたと思っていたのだけど、歳をとって再び読むとそうでもなかった。自分が無限小数の説明だと思っていたのは「数もどき」というちょっと違った表現方法だったし、ほとんど記憶になかった平面の曲がり具合を調べる方法についての説明もあった(ガウス曲率?)。数学的な説明はそこそこに「大」君の物語として話が進むけど、結局最後は尻切れトンボな終わり方で作品としてとても残念な感じ。思い出は美化されていたかもしれないけど、僕の中で数の理解の助けになったのは事実だからそれについては感謝している。2023/06/23
しっかりけちべえ
1
これぞ科学の中の「科楽」。 ただ楽しいことに意味を求め、精神的な豊かさを感じる暇つぶしの道楽。 物質的な豊かさをもたらす「技術」とは正反対の価値。 2015/02/21
ジョー
1
☆☆☆☆☆最後まで読んだ後しばらく平面人のその後が気になって仕方なかった。
hazama
1
ちょっと尻切れっぽい。大くんが此方に来てからの手紙は、宇宙論になるのか実は少々難しめ。結局蟻との繋がりは謎のままだなぁ。(平面人の匂いに惹かれてきたのか?)面白くて一気読み。2010/09/05
ipusiron
1
1999/7/7読了
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