父さんの手紙はぜんぶおぼえた

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父さんの手紙はぜんぶおぼえた

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  • サイズ A5判/ページ数 270p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784001156485
  • NDC分類 K929
  • Cコード C8097

出版社内容情報

今日からおまえの名前は「リーネケ」だよ――10歳のユダヤ人少女は家族と離ればなれになり、オランダの村医者の家にあずけられた。命の危険もかえりみずユダヤ人をかくまう人たち、食料不足や病気の恐怖、身元を明かさず語りあった友だち。父親の愛情あふれる絵入り手紙とともに、戦争の日々を回想する貴重なドキュメント。

内容説明

また、おうちで会おうね。戦争がおわったら、すぐに―ユダヤ人一家の末っ子リーネケは、家族とはなれ、遠い村の医者の家にあずけられた。心の支えは、ひそかに届く父さんからの、ユーモアあふれる絵入りの手紙。奇跡的に保管されていた手紙とともに、リーネケの記憶がよみがえる。つらい時代に手をさしのべてくれた、オランダの人々の思い出とともに。心にしみる10歳のユダヤ人少女の実話。

目次

父さんの手紙はぜんぶおぼえた
その後―リーネケとの対話
リーネケと家族のアルバムから

著者等紹介

シェム=トヴ,タミ[シェムトヴ,タミ][Shem‐Tov,Tami]
1969年、イスラエル生まれ。ジャーナリストとして活躍の後、現在は子どもたちとの交流を深めつつ、作家として活動。第一作のYA向け作品『ミリだけのために』でイスラエル最高の児童文学賞、ゼヴ賞を受賞。『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』で国立ホロコースト記念館のヤド・ヴァシェム賞(2007年)、ゼヴ賞(2008年)を受賞、フランクフルト・ブックフェアの「2010年ドイツ児童文学賞」にノミネートされた

母袋夏生[モタイナツウ]
長野県生まれ。ヘブライ大学文学部修士課程実用言語コース修了。現在はヘブライ文学の翻訳に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

32
ナチス占領下のオランダ、ユダヤ人だというだけで迫害された厳しい時代に、その名も素性も隠し、家族とも離れ離れになって暮らす少女の姿と、彼女の元に父親から送られた手紙で綴られる物語。素敵なイラストも描かれた溢れんばかりの愛情が篭ったカラフルな手紙は、少女にとってどれだけ心の支えに、希望になったことだろう。たとえその手紙を手元に残しておけないとしても。また、その素性を知りながらも彼女たちを匿い、救おうとした人たちがいたという事実。人を傷つけるのも人間だけれど、逆に救うのも人間なのだということを改めて思い知った。2017/10/19

sui

31
ナチス占領下のオランダで、本名や素性を隠し、家族と離れ、ある医師の姪っ子として暮らした少女のお話。家族の消息も分からないまま、不安で押し潰されそうな彼女の心を支え続けた、父からの手紙の数々。カラフルで、知性と思いやりに溢れ『どうか生きる希望を無くさないで』という切なる願いに溢れている。少女はその手紙さえ、万が一への危険から持っていることは許されず、心に刻み続けた。オランダの沢山の人々が自らの危険を顧みずユダヤ人を助けた事実も忘れたくない。アンネの日記とはまた違う、ユダヤ人少女の物語。娘達に読ませよう。2017/03/26

いぼいのしし

15
きれいな表紙と題名に惹かれて読んだ。実話を元にしたお話。ナチス占領下のオランダの村でユダヤ人だと隠して、今まで一度も会った事がなかった人と家族と離れて生活する事になった11才の少女の話。匿ってくれる人達は皆とても良い人だが、家族と離れている淋しさと、見つかるのではないかという不安を父親から届くユーモア溢れる手紙が癒してくれる。2019/10/14

kiho

15
お父さんからの色付けされた絵手紙が、家族の運命に光を照らし続けた…生き延びるために極限の生活をせざるをえなかった中で、いかに手紙が希望の灯だったかが、リーネケの待ちわびる様子から伝わってくる⭐時代を超えて読み継ぎたい1冊…。2016/04/08

ぱせり

14
リーネケが小さかったとき部屋の明かりを消すのが怖かった。兄のバルトが窓を開けて空を見せてくれた。そうしたら、もう怖くなくなった。暗い空にはたくさんの星が輝いていたから。このくだり、もう一度読みたいと思ったけれど、一体どこに書かれていたのか見つからない。リーネケのような人々を救いあげた星の輝きに(本に書かれていないたくさんの星たちにも)心動かされる。ホロコーストや戦争の本をなぜ読むか、といったら、星さがしのためかもしれない。2012/02/13

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