出版社内容情報
今日からおまえの名前は「リーネケ」だよ――10歳のユダヤ人少女は家族と離ればなれになり、オランダの村医者の家にあずけられた。命の危険もかえりみずユダヤ人をかくまう人たち、食料不足や病気の恐怖、身元を明かさず語りあった友だち。父親の愛情あふれる絵入り手紙とともに、戦争の日々を回想する貴重なドキュメント。
内容説明
また、おうちで会おうね。戦争がおわったら、すぐに―ユダヤ人一家の末っ子リーネケは、家族とはなれ、遠い村の医者の家にあずけられた。心の支えは、ひそかに届く父さんからの、ユーモアあふれる絵入りの手紙。奇跡的に保管されていた手紙とともに、リーネケの記憶がよみがえる。つらい時代に手をさしのべてくれた、オランダの人々の思い出とともに。心にしみる10歳のユダヤ人少女の実話。
目次
父さんの手紙はぜんぶおぼえた
その後―リーネケとの対話
リーネケと家族のアルバムから
著者等紹介
シェム=トヴ,タミ[シェムトヴ,タミ][Shem‐Tov,Tami]
1969年、イスラエル生まれ。ジャーナリストとして活躍の後、現在は子どもたちとの交流を深めつつ、作家として活動。第一作のYA向け作品『ミリだけのために』でイスラエル最高の児童文学賞、ゼヴ賞を受賞。『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』で国立ホロコースト記念館のヤド・ヴァシェム賞(2007年)、ゼヴ賞(2008年)を受賞、フランクフルト・ブックフェアの「2010年ドイツ児童文学賞」にノミネートされた
母袋夏生[モタイナツウ]
長野県生まれ。ヘブライ大学文学部修士課程実用言語コース修了。現在はヘブライ文学の翻訳に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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