世界の青春ノベルズ<br> アップルバウム先生にベゴニアの花を

世界の青春ノベルズ
アップルバウム先生にベゴニアの花を

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784001156218
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

大好きな先生の退職の理由をさぐるNYの高校生ヘンリーとゼルダは,先生に残された時間が非常に少ないことを知る.最後まで自分らしく生きようとする先生が2人に託したメッセージは….重大な問題をテンポよく描く.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miho Haruke

2
マンハッタンの高校生少年少女が、急に退職した風変わりだが愛すべき生物教師を訪ねて、彼女の秘密を知り、その尊厳のために奔走する物語。この手の少年少女小説につきものの、書いた傍から陳腐化してくんじゃないかと思われる口語体の翻訳になじめない読者もいるかもしれないが、馴れれば一定以上古びないので、いま「死」が身近な人はとくに、機会があればぜひ読んでほしい。作者のポール・ジンデルは小説家以外にも、『マリアの恋人』『暴走機関車』など、アンドレイ・コンチャロフスキー映画の脚本家としても活動している。そ(コメントへ続く)2014/02/12

果奈

1
この作品ほど、生と死をいきいきをかいた作品はないと思う

おもち

1
読み始めてすぐに失敗した~と思いました。翻訳によってよさが失われるタイプの(訳者の責任ではありません)苦手な文体でした。おまけに展開も思ってたのと違ったし。むむむ、これはしんみりしちゃうのかなと心に警報を出しながらガードを固めて慎重に読み進めます。それでも結果としてムギュっと心を摑まれあっという間に読み終えたのはまぎれもなく物語の持つ力の勝利でしょう。ベゴニア。その花言葉の一つは「幸福な日々」。自分も愛され上手なアップルバウム先生に敬意とベゴニアの花を捧げたいです。2010/04/13

obst

0
これほどまでに、「死」というものを爽やかに描ける作家は珍しいと思います。他の作品は、ドラック、性・・・などで暗さが見えたけれど、この『アップルバウム・・・』はちょっと違った作風。他のポール・ジンデル作品が苦手という方、一度読んでみませんか?2012/10/25

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