出版社内容情報
ロゼッタとカテリーナは,仲よしの姉妹.ある日,だいじな人形のベリッシモがいなくなり,カテリーナは人形さがしの旅に出る.作家エルサ・モランテが13歳の時にお話も絵も自由に創作した,楽しいおとぎばなし.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新田新一
10
訳者によると、作者はイタリア最大の女流作家とのこと。この作品は13歳の時に書かれたそうで、少女の夢想が生かされた夢のある作品になっています。カテリーナの人形ロゼッタがいなくなってしまい、銀のトランペットを持ったティトとそれを探す旅に出ます。作者の絵も多く収録され、それを見るのも楽しかったです。可愛くて、生き生きとした絵です。物語の中に出てくる夢の宮殿が興味深いです。子供たちの夢が生まれる場所。大人になっても、子供心を失わなければ、こんな作品が書けるのでしょう。2023/09/10
mntmt
10
かわいらしいイラストに惹かれて…2021/04/08
花林糖
9
(図書館本)大切な人形を探す旅に出た少女カテリーナの不思議なお話。エルサ・モランテが13歳の時に作った物語で、挿絵もその時に描いたもの。2015/12/05
ピコ
0
作者が13歳の時に作った話だそうな。謎な13歳…。2014/11/02
フフフ
0
大事にしていた人形を探しに出かける女の子 カテリーナの話。次々といろいろな人や物と出会う展開が面白いのは勿論だが、著者が描く挿絵がとても可愛くて、絵を眺めるだけでも楽しめる。ページをめくりながら頰が緩む一冊。2020/07/02