出版社内容情報
ちこくしちゃう! あわてて家をとびだしたヘルマンでしたが,登校途中つぎつぎと不思議な人たちに出会い,とんでもない冒険にまきこまれます…少年の心の微妙な動きを空想物語でみごとに描きます.
内容説明
最近ちょっとばかり学校ぎらいになっている八歳の男の子へルマンは、月曜日の登校登中、いろいろなこと空想していきます―。ギャングになる、スパイになるなどなど。そうです、学校までの旅はほんとに長いんです。エンデ流の風刺のきいた絵物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
5
絵が最初はコミックのような感じがしてあまりなじめませんでしたが、読んでいくうちにピッタリの感じがしました。内容的には、ほかの絵本で読んだような感じがしました。たしかセンダックの絵本。エンデは意外とコミカルな感じのものも書いているのだなあと感じました。2014/02/27
けいこ
3
ミヒァエル·エンデ文、レギーナ·ケビン絵。ヘンマンの空想と冒険の物語。2024/10/24
ヒラP@ehon.gohon
3
月曜日の朝、ヘルマンは本当に学校に行きたくないのですね。 学校に行くためにいやいや家から出かけたら、次々と妄想のように、言い訳のように夢が展開します。 そのスピード感に圧倒されてしまいました。 ハイジャックしてよその国に行ったり、火事に遭遇したり、奇想天外な出来事が次々に繰り広げられるので、読み手としては追いつくのに大変でした。 すべてが夢だったというオチにはなっていますが、凝縮された長い旅が、実はヘルマンの妄想だったことと、80ページの短い物語の中にこれだけの展開を含ませたエンデの技に感服しました。 2013/01/10
きのこ
2
「時間の長さは、人によって違うものなんだ。あるものには早くすぎ、別なものにはおそいんだよ。だから、人とのつきあいはむずかしいのさ。」(p50)2017/09/05
めぐ
2
ヘルマンの気持ちわかる!帰る家があるからこそこんなに冒険できたんじゃないかな。絵が鮮やかですごく良い。2012/07/23